知る人ぞ知る、ハドソン「マル超シリーズ」第1弾(ちなみに第2弾は「ファザナドゥ」、第3弾は「桃太郎伝説」。記憶が正しければ、第2弾より第3弾の方が先に発売されたと思う)。今なお続くボンバーマンシリーズとは、全く別物のゲームである。
主人公は「ナイト」(3等身)。ストーリーは忘れたが、確か制御コンピュータがぶっ壊れて怪物のすみかとなった惑星を元に戻すために、彼は(なぜか)爆弾を手に一人惑星に乗り込んだ、といったあらすじだったと思う。
ボンバーキングのここがすごい!
引火が早すぎる爆弾
現在なじみのあるボンバーマンとの根本的な違いは、爆弾だ。
まず、爆発の範囲は、セットされた位置の周り1ブロック分だけ(縦と横に1ブロック分、斜めに半ブロック分)。しかも持っている爆弾の数には制限があり(初期値20個)、アイテムや敵から常に補充しなければならない。しかもこの爆弾、あまりにも障害物が多いためすぐ使い切ってしまう。無くなってしまえば、飛んでくる敵を待ってじっとしなければならない(しかもなかなか来ない)。
その上、この爆弾、何せ即爆発する。セットして1秒で爆発するため、早く遠ざからないといけない。ところがこのナイト、爆弾をセットするとなぜか一歩後ずさりするので、爆弾をセットするときの向きが悪いと、わざわざ逃げ道がない方へ一歩下がってくれるので即爆死。
カラオケモード
何のことかわからない人、いますか。見たままです。そうなんとこのゲームにはカラオケモードがついている!一面をクリアすれば、タイトル画面でカラオケモードを選択する事により、このゲームの主題歌の歌詞が、メロディーに乗せて登場し、君も歌える。1番だけが、エンドレスに歌える(というか流れている)。2番が歌いたければ、説明書に載っているので、それを見て歌う。
なぜこんな機能が付いているか。ただの趣味ではない。実はハドソンがこのゲームについてキャラバンを催したのだが、その内容が「主題歌を君が歌って、そのテープを送ってくれ」であった。その当時としては(今やっても)相当画期的な行事だったと思われるが、一体何人が自分の歌を送ったのだろうか。僕は当時小学生であったが、それはさすがに恥ずかしくてできなかった。
驚くのはまだ早い。このキャラバンではもう一つ募集しているものがあった。それはこの主題歌に合わせた踊りをビデオに録って送る。送った者の勇気をたたえたい。
付録・アイテム使い放題になる裏技(?)
ゲームプレイ中、テーマソングが最初に戻る時点で、